自分の場合、昭和の小学校は、50~45年前
当時の給食メニューは、今でも鮮明に覚えています。
主食は、コッペパン(マーガリン付き、たまにマーマレード)、それにおかずが1品。
月に1度、デザートのオレンジムース(商品名は忘れました)が楽しみ。
(当時は、生徒数が多かったからなのか、まだ「ご飯」(白米)は、ありませんでした)
人気のおかずは、カレー(スープっぽい)、くじらの大和煮(硬い肉なので女子には不評)
そして、(みんな大好き)「ミートソーススパゲッティ」
甘めでケチャップ多めのデミグラスソースで、ミンチと柔らかめに茹でた短めの麺を混ぜ合わせた「超おこちゃま向け」のスパゲッティ。
これが一番、コッペパンにも合っていた。
もちろんアルデンテで茹でたパスタで作るミートソースは、美味しいに決まっていますが、昭和の給食ミートソーススパゲッティの味は残り続けていると思います。
今日は、「昭和の小学校給食ミートソーススパゲッティ」を再現して作ってみました。
自分で言うのも・・ですが、
ソースの味付け、麺の柔らかさを再現しつつ、挽肉多めにして、かなり美味しくできました。
(こんな感じ)
アルデンテで茹でた大人のパスタと違って、柔らか麺に甘めのソースと挽肉がよく絡んで、パンにも合よく合う。おそらく、おこちゃまにも気にってもらえそう。
懐かしの喫茶店のナポリタンに対して、昭和の小学校のミートソースと並んで人気がでそう。
「昭和の給食ミートソーススパゲッティ」を簡単に作る方法
簡単につくれる方法は、市販のミートソースを使ってアレンジします。
使う市販のミートソースは、「安め」のものがアレンジしやすくおすすめ。
(青の洞門青のような本格的なソースは余計なアレンジすると味がこわれる)
★材料(1人前)
市販のレトルトミートソース
牛豚の合い挽き肉100g
パスタ(1.6㎜以上の太目がおすすめ)100g
中農ソース(ウスターでもOK)大さじ2
塩胡椒少々
砂糖小さじ1
塩小さじ1
コンソメ個体1/2
オリーブオイル大さじ1
★作り方① <パスタの茹でる>
学校給食の柔らかさで、ソースがまったり絡んだパスタを再現したいと思います。
単純に茹で時間を長くするのとは違い、もっちり感も出したいと思います。
①給食のパスタも身近方tので、パスタを半分にちぎり、標準の茹で時間通りにゆでる
(短めにすることで挽肉と一緒に食べやすくなります)
(おすすめは短いパスタ)
②茹で上がったパスタをザルにあけ冷水で締める
③パスタの表面の水分をキンッチンペーパーで吸い取る
④オリーブオイル大さじ1を加えて混ぜてラップを掛ける
(オリーブオイルを混ぜておくと麺がくっつかない)
⑤冷蔵庫に入れる
パスタが伸びないように冷蔵庫で30分程度冷却させます。
また、冷やすことで、芯まで水分が浸透しもちもち感が出てきます。
(時間に余裕があれば3時間ほど冷蔵庫で寝かせるともっちり感が増す)
(冷蔵庫で3時間 伸びきっていない、くっついていない)
⑥ソースと絡める前にレンジで2分ほどチンします。
パスタ完成♪
☆パスタの茹で方のポイント
柔らか麺にするとソースと挽肉がよく絡みます。(ナポリタンも同様)
ただし、柔らかいだけでなく、もちもち感も必要。
ポイントは、茹でたパスタを水で冷却させて(水分をふき取り)オリーブオイルを絡ませて冷却すること。
※柔らか麺にするために茹で時間を長めにすると、表面のでんぷんで麺同士がくっつき、ソースが全体に絡まず、ボサボサのスパゲティ(ちょっと違う食べ物)になってしまいます。
★作り方② <ミートソースを作る>
パスタを冷蔵庫で寝かせている間にソースを作ります
手軽で簡単につくるために、市販のパスタソースをベースにソースを作ります。
市販の安価なパスタソースがおすすめ(スーパーのブランド@108円) 昭和の給食の味に近い
(1人前で1袋使用)
①挽肉を塩胡椒で炒める
(挽肉は脂が沢山出てくるので、キッチンペーパーで吸い取ります)
ただ、この脂には旨味成分「イノシン酸」が含まれるので完全にふき取らずにコクを生かします。
②油をとったら塩胡椒を入れて軽く炒める
③挽肉にレトルトのソースを混ぜるて温める
(これで、ミンチにもしっかり味が付く)
④中農ソース、コンソメ、砂糖を入れて煮込む
レトルトソースやウスターソースには水分が含まれるので、フライパンで熱することで水分が飛ばし、パスタに絡みやすくします。
☆ソースのポイント(隠し味)
市販の安価なレトルトソースはトマトの味が強いので、中農ソース(ウスターでも可)と砂糖、コンソメを加えて、学校給食むけに味を調えます。
①中農ソース
中農ソースは。果実の甘味と少しスパイシーなバランスがミートソースの隠し味には欠かせない。
(中農ソースはお好み焼き、焼きそばソースとブレンドしても美味しくなります)
②砂糖
少量の砂糖は、甘味を加えるためではなく、料理にコクを出すための隠し味になります。
(実はカレーにも少量の砂糖を加えると味にコクがうまれます)
③コンソメ
コンソメは、牛肉や鶏肉、魚などからとるだしであるブイヨンがベースになったもので、洋風、和風の旨味を引き立てる隠し味には欠かせない調味料です。(ただし入れすぎると味が塩辛くなるので注意)
※当時の給食は業務用のソースを使っていたと思いますが、市販のパスタソースを使わなくても、挽肉、玉ねぎにソースとケチャップ、砂糖、コンソメ、そこそこおいしくできると思います。
★作り方③ <パスタとソースを絡める>
いよいよ最終工程に入ります。
通常のミートソースは、パスタの上にソースをかけますが、学校給食は、お子様向けなので、挽肉、ソースの旨味をしっかりパスタに絡めます。
①冷蔵庫で冷やしたパスタをレンジで温める
冷却したパスタをレンジで温めることで、程よい柔らかさに仕上がります。
②温めたソースにパスタを入れて煮込む
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(濃厚なミートソースがパスタに絡んで、お子供向けにはアルデンテよりもおすすめ)
これで、給食のミートソースの出来上がり♪
当時は、粉チーズは掛かっていませんでしたが、ここは贅沢に粉チーズをたっぷり掛けていただきましょう。
☆粉チーズ
おぉ~給食!うまい!!(トマトの酸味もない)
☆目玉焼きON!
ナポリタンではないけど、目玉焼きも合う!
パスタの柔らかさに甘めのソースと挽肉が絡んで、まさに給食のミートソース。
2人前作っておいたので、翌日もおいしい!
(翌日は中農ソースを少々足してチンする)
昭和の給食ミートソーススパゲッティでした。
ぜひ、昭和世代の人ではなくても、試してみてください。
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