【ソウルフード鹿児島】「黒豚」も美味しいけど<鹿児島市:両棒餅>

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Pankun のプロフィール
山口県出身、福岡育ち56歳
IT関連のサラリーマン。
Pankunは、チンパンジーパンクンと耳が似ている息子のあだ名。
趣味は料理をつくる、食べる、食材を知ること。食生活に関することなら何でも興味があり、食生活アドバイザーの資格を取り、食生活の知恵と情報を発信しています。

こんにちは! 食生活アドバイザー(R)Pankunです。

今回は、鹿児島市のソウルフードをご紹介します。

鹿児島のシンボル「桜島」を正面に見据える鹿児島市は、人口60万人の中核都市。

鹿児島県は、歴史と自然、そして料理、鹿児島を堪能するなら3日は必要(自論ですが)

鹿児島市、桜島、知覧、指宿・・。3日では足りないかも。

GoogleMap 鹿児島市

★黒豚

鹿児島といえば、「黒豚」(鹿児島県内で飼育されたバークシャー種)が有名です。

黒豚の由来は「バークシャー種」とは、イギリスの地名で、400年前に島津氏がも琉球から移入したことが始まり。

その後品種改良されて鹿児島県の名産となりました。

黒豚は、白豚と比べて生産性が低くく手間暇かけて飼育されているだけに高品質と言われています。

鹿児島では、しゃぶしゃぶやとんかつ料理が主流ですが、ジューシーな旨味は日常では味わうことが出来ないほど

<黒豚しゃぶしゃぶ>

肉質はキメ細かで脂の部分もサッパリとろける食感。

★うなぎ生産量日本一

全国的に「うなぎ」といえば、静岡、愛知が有名ですが、養殖うなぎの生産量日本一は鹿児島なのです。

鹿児島は、温暖気候や火山灰のミネラルを多く含んだ地下水など地理的要素がうなぎの生産に最適。

<ひつまぶし>

うなぎの養殖は薩摩半島と向かい合う「大隅半島」志布志市が盛ん。

志布志市のふるさと納税の返礼品としても人気が高い。

日本一のうなぎ処「うなぎの駅」

「道の駅」ならぬ「うなぎの駅」とはさすがうなぎのまち。

ところで、鹿児島は、黒豚、うなぎもいいですが、

あえておすすめしたソウルフードが・・・

「両棒餅」(ぢゃんぼもち)

★両棒餅(ぢゃんぼもち)とは?

「ぢゃんぼもち」と読みます。

古くから鹿児島市の人々に愛されている郷土菓子。

名前からして大きな餅?と思いきや、逆に一口サイズの小さなもち料理。

二本の串の先端に直径3~5㎝の平べったい餅が刺されていて醤油や味噌、きなこをベースにしたタレで味付けされています。

お餅は、300度近い火力で焼き上げるので、芯まで柔らかく仕上がっているのが特徴。

とろとろのタレに浸かったやわらかなお餅菓子。

少し焦がしたところは香ばしく、全体的に優しいく甘辛の醤油ダレが良く合う。

みたらし団子に似ているものの、みたらし団子ほどマッタリしてないので何本でも食べれてしまう。

1皿10本で600円前後。

「醤油」のほかに、風味豊かな「味噌」、上品な甘さの「きなこ」の3種類がのタレが楽しめる

★「両棒餅」の由来

歴史は古く南北朝時代(室町時代)に、鹿児島市の谷山城を訪れた懐良親王(後醍醐天皇の皇子)に出された料理。

両棒餅をお気に召した懐良親王に料理の名前を聞かれてとっさに「ぢゃんぼもち」と答えたことが名前の由来とされています。

両棒とは、二本の刀を意味し、昔の上級武士が両脇に二本の刀を差していたことから、二本の串を指した餅料理に充てたとのこと。

★『両棒餅』おすすめのお店

鹿児島市内に両棒餅専門のお店が、4店舗が連なる”両棒餅街道”があります。

GoogleMap  鹿児島市「両棒餅」のお店がある通り

4つのお店は、すべて錦江湾の海水浴場に面し雄大な桜島を望め景色も最高。

◇両棒餅店 桐原家

1876(明治9)年創業、現在の店主は、四代目。

モチ米をつき生餅から作っています。

作り置きせずに注文をもらってから焼きたての両棒餅を伝統の醤油ベースのタレで頂きます。

・12個入り・・500円 ※お持ち帰り可

・18個入り・・700円

鹿児島市吉野町 TEL:099-247-1207 

営業時間17時まで(定休日:木曜日)

◇ぢゃんぼ餅 中川家

明治10年創業。秘伝の味噌だれベースは柔らかく香ばしいお餅に相性抜群です。

県内でもファンが多いお店のようです。

映画「男はつらいよ」の最終話でも登場したそうです。

鹿児島市吉野町9673  TEL:099-247-5711 

営業時間18時まで(定休日:不定休)

◇ぢゃんぼ餅 平田屋

ここも老舗で店主は4代目

なんと両棒の串から手作りという拘りが半端ないです。

串から既製品を使わず、「真竹」を切って削る手間暇かけるのがお店の伝統。

餅の食感をムラが出ないようにでんぷん粉をまぶし焼き上げ、秘伝の醤油ダレで頂きます。

錦江湾、桜島を望む店内は、テーブル100席と広々したお座敷。

鹿児島市吉野町9673  TEL:099-247-3354 

営業時間18時まで(定休日:木曜)

◇ぢゃんぼ餅 淀川

14個入り 500円とコスパがいい。

お店のホームページはないものの、口コミでは、ここが一番美味しいという口コミもあり。

鹿児島市吉野町9674 

営業時間18時まで(定休日:無休)

4軒それぞれ拘りや特徴があり、4軒ハシゴをする人も多いのだとか。

それくらい食べ飽きしないサッパリとした両棒餅。

各お店には、多くの芸能人のサインもあり、やはり鹿児島に行ったなら外せないソウルフード。

錦江湾、桜島を見ながら味わえるのも最高です。

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★おうちでつくる両棒餅

★両棒餅(12個分)

◇材料                     

<餅>

・もち粉150g

(もち粉はきめ細かくなめらかな食感は両棒餅に最適)

・ぬるま湯120㏄

<醤油タレ>

・醤油大さじ1

・みりん大さじ1

・片栗粉大さじ1

・砂糖大さじ5

・水60㏄

※串は1個につき2本(なければ割りばしを代用)

◇作り方

<醤油たれを作る>

  1. 材料を鍋に入れてゆっくりかき混ぜとろみをつける
  2. 煮立ってきたら火を止める

<餅をつくる>

①もち粉をぬるま湯100㏄でこねる

②直径4~5㎝の大きさで平べったく形を整える

③沸騰したお湯につけ浮いてきたら取り出し冷水に付け締める

  1. 冷水から取り出し水気を取る
  2. オーブントースターで表面に軽く焦げ目がつくように焼く(1~2分)

<タレを掛けて串を刺す>

  1. 焼きあがった餅に串を二本刺す
  2. 餅にタレを掛けたらできあがり

※餅は、上新粉でもできますが、歯切れがよいのが特徴で「両棒餅」のトロッとして

柔らかさを出すには「もち粉」がベストだと思います。

★鹿児島おすすめの観光地

鹿児島は、食だけでなく歴史ゆかりの地、火山、温泉などの自然の観光地がたくさん

鹿児島のシンボルといえば「桜島」

薩摩半島と大隅半島に囲まれた錦江湾、雄大な桜島を望む景色も素晴らしい。

そして、「仙厳園」は外せません。

薩摩藩主 島津氏の別邸、大名庭園はとても美しく、

<仙厳園 庭園>

<仙厳園から望む桜島>

西郷隆盛の終焉の地、西郷隆盛共に明治維新の三傑といわれる大久保利通生誕の地でもあります。

<西郷隆盛 終焉の地>

鹿児島市から薩摩半島を南に20kmほど行くと「知覧」というまちがあります。

ここは、太平洋戦争の陸軍特攻隊の基地があったところ。

知覧特攻平和会館には、出撃直前に掛かれた兵士の遺書、遺品、「零戦」も提示されています。

<知覧特攻平和会館>

知覧には武家屋敷もあり、全国的にはあまり知られていませんが、鹿児島に行くなら外せない観光地です。

<砂風呂で有名な「指宿温泉」>

<長崎鼻からの「開聞岳」>

GoogleMap 指宿市 開聞岳

鹿児島は食べ物も温泉も景色も最高!

九州新幹線が開通し博多から1時間半でいけるようになったのはうれしいことです。

鹿児島は、何度でも行きたくなるまちです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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