【ソウルフード福岡】「もつ鍋」も美味しいけど<北九州市門司港:焼きカレー>

全国おすすめソウルフード
Pankun のプロフィール
山口県出身、福岡育ち56歳
IT関連のサラリーマン。
Pankunは、チンパンジーパンクンと耳が似ている息子のあだ名。
趣味は料理をつくる、食べる、食材を知ること。食生活に関することなら何でも興味があり、食生活アドバイザーの資格を取り、食生活の知恵と情報を発信しています。

こんにちは! 食生活アドバイザー(R)Pankunです。

筆者は下関で生まれ、福岡市で育ち、大坂、奈良、東京、千葉に住み、仕事や旅行で全国各地をソウルフードに出会いました。

全国各地には、有名な郷土料理〇〇だけじゃない! 地元の人に愛されているソウルフードがあります。

全国的にもあまり知られていないソウルフードをご紹介します。

★北九州市 門司港とは

九州北端のまち、関門海峡を挟んで対面が本州、下関。

関門大橋以外に、九州と本州をつなぐ海底トンネルもあり、海底トンネルには歩いて通れる「人道トンネル」もあるのです。

人道トンネル(これは珍しい)‥ 歩いて本州へ

福岡県には、福岡市、北九州市の二つの政令都市があります。

福岡の人口は、およそ160万の九州一番の大都市、年々人口が増えている活気のある街です。

一方北九州市は、高度成長期に炭鉱や製鉄などの工業が盛んだった街、第二次産業が衰退するなかで、人口も年々減少傾向にあります。

そんな北九州市ですが、海に面していることから、観光には力を入れています。

なかでも、かつて石炭、セメント、紡績の港として栄えた「北九州市門司区 門司港(もじこう)」

ここは、昭和レトロをイメージした街づくりが功を奏して、九州でも人気の観光地となりました。

GoogleMap 北九州市門司区 門司港

今回は、門司に行ったら絶対食べたいソウルフードをご紹介します。

★北九州は味濃いめ「ホルモン鍋」

博多のソウルフードが「博多ラーメン」に「もつ鍋」なら、北九州も「筑豊ラーメン」に「ホルモン鍋」

福岡県でも、街の違いはあるものの食文化は、ほぼ同じ。

でも、同じ料理でも、北九州は味濃いめ!!

筑豊ラーメンも豚骨ラーメンで、博多ラーメンよりも濃厚で味が濃いめなのが特徴。

炭鉱や工場に勤める人は、塩分を失うことから、濃いめの味を好んだとも。

「ホルモン鍋」ももつ鍋と同じく、ホルモン、キャベツを醤油ベースの甘辛スープで煮込んだ料理、シメのちゃんぽんも同じ。

違いは、醤油ダレに浸かったホルモンを使っていること。

博多のもつ鍋は素の状態のモツを使いますが、北九州は「醤油ダレに漬け込んだホルモン」を使用。

当然、しっかりホルモンに味が染み込んで、味濃いめのもつ鍋が楽しめます!

博多ラーメン、もつ鍋と、北九州の筑豊ラーメン、「ホルモン鍋」をぜひ食べ比べてみてください!

どちらもおいしい!!

おなじ料理でも食文化の違いを楽しめます。

ちなみに「筑豊」(ちくほう)とは、北九州市の北部にある炭鉱のまち市町村エリア(田川市、飯塚市など)

炭鉱産業が盛んだったころを再現した炭鉱記念館

筑豊エリアの地域経済の源が「麻生財閥」です。

麻生財閥とは、元内閣総理大臣(現副総理)麻生太郎氏のご実家。

麻生さんも実業家出身。失言が多くてww、あまり評判はよくないようですが、地元では大人気。

今の麻生グループは、セメント生産のほか、複数の病院経営、専門学校、ホテル、IT企業敬遠など地元経済の中心となっています。

★博多と北九州筑豊のラーメンの食べ方の違い

<胡椒をたっぷりと掛けていただくのは。とんこつラーメン共通の食べ方>

博多ラーメンには、「替え玉」という麺のお代わりができますが、北九州では「替え玉」はありません!!

麺のお代わりがないので、基本「大盛り」で注文します。

これは、麺の違い。

博多ラーメンは、極細なので、大盛りにすると食べてる間に麺が伸びてしまします。

最後まで、おいしくラーメンを食べてもらいたい、そんな工夫が替え玉になったとのこと。

また、湯気遠し、粉おとし、針金、バリ硬、カタ、普通、ヤワという麺の硬さのレベルがありますが、北九州にはありません。

(実際に、地元の人でもバリ硬以上の硬さで食べる人は見たことがない)

北九州の麺は、太麺ではありませんが、博多ほど細くありません。

なので、替え玉もなく、麺の硬さのレベルもありません。

それでも、筑豊ラーメンの人気も博多でも高いのです。

★「焼きカレー」(北九州市門司港)

カレーソースとこんがり焼いたチーズが絶妙。

野菜具沢山の焼きカレー

ビーブたっぷり濃厚焼きカレー

発祥の地は「北九州市」門司港(もじこう)

九州の最北端で、関門海峡を挟み山口県下関市が目の前に門司港は、古い建物が並ぶ門司港レトロとして有名な街です。

この門司港が発祥のソウルフードが「焼きカレー」

遡ること昭和30年代に、喫茶店でカレーをグラタン風にオーブンで焼いてみたところ好評だったことが始まり。

今では門司港周辺に30店舗もの専門店があり、門司港は、焼きカレー街としても知られるようになりました。

ご飯にカレーをかけてチーズを振ってオーブンで焼くので焼きカレーといいます。

表面のチーズが香ばしくとろけて、牛肉、野菜に絡らみ、クセになるおいしさ。

福岡に行った際には、北九州まで足を延ばし、本場の「焼きカレー」をぜひご賞味ください!

以上、北九州ソウルフードをご紹介しました。

食の街福岡には「焼きちゃんぽん」や「焼きラーメン」、新鮮な「イカの活け造りとゲソ天」など、おすすめソウルフードがまだまだ沢山あります。

またの機会にご紹介します。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました