こんにちは!元清酒メーカー営業マン、いまは食生活アドバイザー(R)Pankunです。
お酒は飲んでいるときは酔いも入って楽しくなりますが、度を越えると眠くなったり、ロレツがまわらなくなったり、記憶をなくしたり、失言したり・・。などなどお酒で失敗をすることもあります。
そこで、飲み会を楽しく過ごす、会食で失敗しないためにやるべきことを紹介します。
お酒に酔いにくくなる5つの方法
先に5つの方法を紹介します。
①血中のアルコール濃度を下げるためにチェイサー(水)を飲む
②アルコール分解を活発にするにおつまみを食べる
③お酒のあとはポカリスエットを飲み水分を補給する
④お酒の会の後半で炭水化物を摂り低血糖を予防する
⑤アルコール分解を早めるサプリメントを予め飲んでおく
あとは、自分がほろ酔い状態で過ごせる、自分の適量をきちんと認識しておくこと
なぜアルコールを飲むと酔うのか?
そもそもの話ではありますが、お酒で酔う理由を知っておくと対処方法も効果的に作用します。
アルコールの8割は、胃を通過し小腸で吸収されます。
吸収したアルコールは、血液にのり体全体に運ばれ、もちろん心脳にまわっていきます。
脳はアルコールによって麻痺状態が起こりますが、これが「酔い」という症状です。
なので、一気飲みなど短時間で大量に飲んだり、飲む量が増えると血中濃度が高まり、酩酊状態になったり、急性アルコール中毒などにより昏睡状態になることもあり、大変危険な状態になります。
お酒に酔わない飲み方というのはありません。
ただし、酔いにくくすることが出来るので、お酒で失敗しないためにも実践してください。
酔いのステップとレベル
お酒の酔いのレベルには段階があり、6つのステップがあります。
①爽快期
陽気になる、皮膚が赤くなる(フラッシング反応、人による)
②ほろ酔い期
やや理性が失われる(普段とは少し違う)、脈が速くなる
③酩酊初期
声が大きくなる、気が大きくなる(周りからみてもそろそろヤバイ状態)
④酩酊期
会話が成り立たない、千鳥足状態(サポートが必要)
⑤泥酔期
立っていられず、どこの場でも寝てしまう
⑥昏睡期
呼んでも起きない、意識がない、呼吸が深い(危険な状態)
飲み会、会食で失敗しないために
飲み会の理想的な飲み方は②ほろ酔い期まで。
会社の大事な会食では、お客様は②ほろ酔期いまで、接待する側は①爽快期まで。
飲みの席で寝てしまう、ロレツが回らなくなる、記憶がなくなるなど酩酊初期までくるとお酒で失敗をする可能性も高まります。
ただ、お酒の酔い方は、人によって異なるので「お酒の量」と「状態」は自分自身で認識しておく必要があります。
「お酒に強い・弱い」の個人差は、アルデヒド脱水素酵素(2型)の酵素の働きが活発度によります。
アルデヒド脱水素酵素(2型)は、アルコール分解で発生する「アセトアルデヒド」(有害物質)を分解する酵素で、活発な人ほどお酒に強い。ことになります。
全くお酒を飲めない人は、アルデヒド脱水素酵素の働きが弱いひとなので、お酒を飲み続けて強くなることはありません。
なりますので、まずは自分が「ほろ酔い」でいられる境界をしっておくかことが大事です。
お酒に酔わない方法というのは、ありません。
自分の飲酒量と酔いのレベルをよく認識することが、お酒で失敗しないために大事なことです。
お酒で酔いにくくする方法の理由
お酒で酔いにくくする5つの方法の理由を認識しておくと、爽快期からほろ酔い期までを延ばしたり、酩酊初期を回避することもできます。
①血中のアルコール濃度を下げるためにチェイサー(水)を飲む
まずは、アルコール血中濃度を下げるために、お酒と合わせてお水を飲むことです。
チェイサーというと、ウイスキーのロックのとき?と思われがちですが、日本酒であっても、ビールであってもチェイサーは、アルコール濃度を下げるためには有効です。
アルコール濃度が下がると、脳への酔いのレベルも下がるだけでなく、肝臓のアセトアルデヒドの分解を助けることができます。
チェイサーの飲み方は、お酒と交互に飲むと効果的です。
②アセトアルデヒドの分解を活発にするにおつまみを食べる
アルコール代謝では、アセトアルデヒド分解を活発にする食材、おつまみを食べることが重要です。
アセトアルデヒドは有害物質であり、肝臓にも大きな負担をかけているので、肝臓の働きを高める栄養素の補給が必要。
アセトアルデヒドの分解に必要な栄養素
★アセトアルデヒドの分解を促進する
ビタミンB群(豚肉など)、タウリン(イカ、タコ)、オルチニン(チーズなど)、タンパク質(枝まめ)
★アセトアルデヒドの毒素を中和する
ビタミンC(レモン、緑茶)
★詳しくはこちら
③お酒のあとはポカリスエットを飲み水分を補給する
アルコールを摂取すると、抗利尿ホルモン(体内の水分を調整する)の働きを抑制するので利尿作用が活発になり脱水状態になります。
アルコールの水分は、水分補給にはなりません。
飲酒量が増えるほど、利尿作用も活発になり、アルコールを飲んだ以上に水分が排出されます。
従って、お酒のあとは水分補給が必要。
お酒のあとは、浸透圧が高いポカリスエットがおすすめ。
水分としての吸収が早く脱水状態を予防します。
また、寝ている間も、肝臓はアルコール分解を行っています。
アルコール分解には沢山の水を必要とするので、寝る前にもしっかり水分を補給しましょう。
④お酒の会の後半で炭水化物を摂り低血糖を予防する
アルコールを摂取すると血糖値が下がります。
これは、肝臓がアルコール分解を優先するため食べ物の代謝が遅れるため。
飲み会の最後は、炭水化物を摂るためにご飯類で締めるのがおすすめです。
会食のコースで最後にご飯とお漬物が出てくるのも、低血糖を防ぐ配慮があるのです。
⑤アルコール分解を早めるサプリメントを予め飲んでおく
アルコール分解の過程で発生するアセトアルデヒド(有害物質)が体内の残ると、悪酔いや二日酔いの原因となります。
アルコールを早く分解するサプリメントがおすすめ。
◆アセトアルデヒド分解を活発にする有効成分
「L-グルタミン」(アミノ酸):アセトアルデヒド分解を促進する
「ナイアシン」(ビタミンB群)アルデヒド脱水素酵素の働きを高める
「 L-システイン」(アミノ酸)アセトアルデヒドの毒素を中和する
アルコール分解に掛かる時間
・ビール中ジョッキ1杯(500ml)3~4時間
・ストロングチューハイ(500ml)5~6時間
・ワイン1杯 (120ml) 2~3時間
・日本酒1合( 180ml) 3~4時間
アルコール分解能力は個人差があり、アルコール分解酵素>
アルコール分解にはかなりの時間を要します。
寝ている間は、肝臓の働きが弱まるので、アルコール分解にさらに時間を要します。
翌朝お酒を残さないようにするためには、早めに飲み終えること。
お酒で失敗しない飲み方のまとめ
二日酔いの原因を知る
① アルコール分解によって発生するアセトアルデヒド(毒素)が体内の残る
② アルコール摂取により利尿作用が活発になり脱水状態になる
③ 肝臓がアルコール分解でエネルギーを使うため低血糖になる
二日酔い+脱水症状になるとさらに頭痛、吐き気、脱力感が増すことになります。
お酒に酔いにくくする飲み方
アルコール代謝を高めるには、おつまみの選択と水分補給が非常に大事です。
✔お酒を飲みながチェイサー(お水)もとる
・血液中のアルコール濃度を下げる
✔アセトアルデヒド(毒素)の分解を促進する食材
・ビタミンB群、タウリン、オルチニン、タンパク質、ビタミンC
✔飲酒後の水分と糖分補給はポカリスエット
・アルコール摂取で利尿作用が活発、脱水状態は二日酔いの原因
・肝臓ではグリコーゲンの分解が遅れ低血糖に。これも二日酔いの原因
✔アルコール分解を活発にするサプリメント
・アセトアルデヒド(毒素)を中和、分解促進するものがおすすめ。
>>「お酒が弱い、でもお酒がすき」というひとにアルコール代謝を高めるサプリ
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二日酔いで辛い思いやお酒で失敗しないために5つの方法を実践してみてください。
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最後に・・油断して二日酔いになってしまったときの対処方法
飲みすぎて二日酔いになったしまったときも対処方法は予防と同じ。
①水分補給をする(ポカリスエットがベスト)
②糖分を補給する(ポカリスエットが手っ取り早い)
③サプリメントを服用する(アセトアルデヒドの分解を促進する)
★コーヒーを飲む(アセトアルデヒドを体外に排出する)
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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