食生活アドバイザー(R) 元清酒メーカー営業マンPankunです。
自身の体験から、お酒を減らいたい人へ減らす方法などブログを書いています。
参考になれば幸いです。
お酒が大好きだったので清酒メーカーに就職。
365日、日々の多量飲酒飲が祟り、6年前から週に5日連続(平日)休肝日を実行。
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6年前に休肝日を始めて、1週間の飲酒量が1/5の減酒に成功しました。
それを支えてくれているのは「ノンアルコールビール」
さらに、より本格的なビールテイスト飲料「アサヒビアリ―」です。
普通のノンアルコールビールとの違いは、製法!
酵母を発酵させ、ビール醸造してからアルコールを抜く製法、だからおいしい。
(普通のノンアルは酵母を発酵させず、醸造しない)
最近の健康志向の高まりで、本格的な「ノンアルコールビール」が登場しました。
ダウンタウン松本人志さんが、「これでええんちゃう」というCM見たことあるかもしれません。
(コンビニには置いてますが、まだスーパーではあまり見かけません)
ビアリ―の製法、そして味わいが素晴らしい。
今回は、「ビアリ―」が本当に「これでええんちゃう」となるか、さらに減酒ができるか試してみたいと思います。
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検証:ビールの代わりになるか?味はどうなの?
原材料や製法の違いは、後ほど説明するとして、まず飲んでみたいと思います。
缶のデザインは、黒に金のホップが描かれています。今までにない斬新で高級感を感じます。
ビアリ-頂いてみます♪
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まず、思ったのが「泡」が素晴らしい。
きめ細かいうえ、すぐには消えない。
ビールの旨味を閉じ込めて、口当たりを柔らかくするのが「泡」の役割。
そして味は・・
なんて・・・素晴らしい!!
(ノンアル無添加商品をイメージしていたので一瞬言葉を失った)
繊細な泡がビールを包み込み麦の風味が広がる。
麦の素朴な甘味と旨味、ホップの香りはビールそのもの。
甘味料を使うノンアルコールビールとは、やはり違う。
次に、のど越しは・・
力強いのど越しはビールと同じ。(のどにクゥーッとくる)
ノンアルコール分類としては完成度が高い。
「アサヒビアリ―」なら「休肝日」はもちろん、「減酒」も出来る!
飲んでみて、そう感じました。
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ノンアルと「微アル」原料と製法の違い
ノンアル、微アルどちらも主原料は概ね、麦芽、ホップを使っています。
一部の銘柄では、大豆を使っているものもあります。(アサヒドライゼロ)
このアサヒドライゼロも、ノンアルコールビールのなかでも正直うまい!と感じるが・・どこか物足りない。。
通常ビールは、副原料で味を調える
副原料というのは、嗜好やニーズに合わせて、特徴を出すために使われています。
たとえば、「麦芽100%」ビールは、豊潤でコクもあり贅沢なビールと言われています。
でも嗜好品なので、すべての人の口に合うわけではありません。
たとえば、「アサヒスーパードライ」のようにスッキリした風味を出すために副原料を使っています。
「アサヒスーパードライ」原材料は、麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ。
ビールの特徴を出すには、この副原料は必要なんです。
※コーンはコーンを粉砕したもの、スターチはコーンやイモなどのでんぷん
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ノンアルコールビールは、添加物で味を調える
さて、一般的なノンアルコールビールですが、添加物で味を調えているのが特徴。
ビールと異なり、酵母を発酵させてビールとして醸造すると、アルコールが発生するため、発酵しない酵母を使います。
麦芽は使いますが、ビールのような色や泡だち、そして喉越しやコク、ほのかな甘みが出せないので、様々な添加物を使います。
先ほども触れましたが、「アサヒドライゼロ」は、主原料に麦芽を使わずに大豆を使っているのが特徴。
◇アサヒドライゼロの減量
大豆ペプチド、ホップ、香料、酸、味料、カラメル色素、甘味料、酸化防止剤
一般的なノンアルコールビールは、アルコールを発生させないために発酵しない酵母を使います。
なので、ビールの旨味を育てる「熟成」という過程がありません。
原材料だけでなく、製法も異なるということです。
ただ、ノンアルコールビールにも、麦芽100%や無添加の商品もあります。
休肝日のノンアルコールビールの選び方は原材料も要確認!
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アサヒビアリ―の原材料
さて、主題のアサヒビアリ―の原材料を調べてみましょう。
◇アサヒビアリ―の原材料
麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ、麦芽エキス、大麦
主原料、副原料ともビールと同じ、特に香料、甘味料、酸化防止剤を使っていないのがノンアルとの大きな違い。
あくまでも、発酵する酵母を使って、ビールとして醸造するからこそ、余計な添加物を使わずに本格的なビールができあがるのです。
アサヒビアリ―の製法
通常ビールは、ビール酵母を使ってアルコールを発酵させます。
発酵させる過程で、熟成する過程がビールにおいて大事な工程です。
「熟成」ささることで、ビールの旨味や風味、のど越し、キメ細かな泡が生まれます。
「アサヒビアリー」は、ビールと同じく、発酵酵母を使いアルコールを発酵させて「熟成」させます。
「熟成」によって、麦とホップの旨味を引き出し、やわらかくキメ細かな泡を作りだします。
ビールメーカーとして腕を発揮できる工程です。
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ここまでは、「ビール」の製法と同じ。
最後に「アルコールを除去する」という工程があります。
アルコール除去の方法は主に3つありますが「アサヒビアリ―」がどのような方法で除去しているかはわかりません。
<アルコール除去の方法>
・アルコールと水の蒸発の温度差を利用すしてアルコールを分離する
・アルコールと水の分子の大きさを利用しアルコールを分離する
・酵母の発酵を途中で止める
上2つは物理学的手法、アサヒビアリ―は、おそらく、このどちらかの技術を使ってアルコールを分離しているのだと思います。
アサヒビールが、「ビアリ―」の開発に3年掛かった。ということから、ビールメーカーなら簡単にできるわけでもないようです。
ビアリ―で1週間の飲酒量を減らせるか?
さて、この本格的ノンアルコールビールをもって、、
ビアリ―で減酒が成功するかやってみました。
もちろん0.5%なので「酔い」は感じません。
これが、あれば、敢えて「酔う」必要がないかもしれません。
「これでええんちゃう」となる訳ですね。
さて、ビアリ―で「減酒」できるか検証してみました。
減酒というのは、1週間単位で飲酒量を減らすこと。
たとえば、1日の飲酒量、純アルコール40gの人は、1週間飲むと280g(ビール500mlが20g)
※厚生労働省が推奨する1週間の「適量」は140g
★純アルコールについて
参考記事:★【保存版】飲酒量の単位「純アルコール量」で適量、摂取量を把握する
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筆者の飲酒量は、1週間で120g(60g✕2日)※休肝日は5日、但し1日60gは多量飲酒
月 火 水 木 金 土 日
0 0 0 0 60 60 0 =120g(全て家飲み)
今回「ビアリー」で土日のアルコール量を20g減酒することに挑戦してみることにしました。
晩酌のビールを「ビアリ―」に変える
筆者の飲酒日は、金、土曜日の二日。
そのうち晩酌の1杯目を「ビアリ―」に変えてみました。
「ビアリ―」の満足度は、前述のとおり高い。
まず、食事前に喉を潤す。
普通にビールと同じ、のど越しも抜群にいい。
そして、おつまみと合わせても、ビールと同じ麦の素朴な甘味とホップの香りが、おつまみにも合う。
結果、晩酌のときにビールを「微アル」に置き換えても食事にあう!!
アルコール度数0.5%なので「酔い」はないが、ある意味、酔わなくてもいい!!
家で飲むなら酔う必要もない。
松本人志さんの言うとおり(CM)
まさに「これでえんちゃう!」
アサヒビアリ―の減酒効果
「ビアリ―」を続けてみて減酒効果を計算してみました。(1週間全て家飲み)
もともと月~日まで365日毎晩、晩酌か飲み屋で30年間飲んでいたのですが、今は、お酒を飲むのは金、土だけ。
月 火 水 木 金 土 日
0 0 0 0 42 42 0 = 84g(全て家飲み)※ビアリ―の純アルコール量2g
★減酒効果36g減(33%減)
金曜日 ビアリー500ml+缶酎ハイ500ml
土曜日 ビアリー500ml+ハイボール、ワイン
1杯目をビアリ―に変えることで、3割強の「減酒」に成功しました!!
減酒の活用用法としては、人それぞれだと思います。
最初は本物ビールを飲んだあとに、物足りなければビアリ―もあり。
■純アルコール40gの人の場合
・ビアリ―(2g)
・缶チューハイ(5 %)500ml(20g)
【純アルコール量】合計22g(18g減)
ほぼ適量となります。
休肝日、減酒のすすめ
5~6年前までの30年間、毎日お酒を飲んでいました。しかも1日60g~80g。
この頃の状態は、脂肪肝、γ₋GTP200超え、アルコール依存症予備軍など。。
おそらくその時に休肝日、減酒をしていなければ、今は全く飲めない体になっていたと思います。
お酒がなかなかやめれないのは、毎日飲むことで「脳」がリセットできないからです。
アルコールが完全に脳から消えるのに48時間掛かると言われています・
実際、自分も週5日の休肝日を続けた結果、80%~90%の減酒に成功しました。
これは、お酒を飲まない生活に「脳が慣れた」からなんです。
休肝日や減酒でストレスを感じても、2週間もすれば、メリットの方が勝ると思います。
休肝日は週最低3日、おすすめは週5日連続です。
お酒を飲まないメリットや充実した時間の使い方、過ごし方を実感しました。
でもお酒を飲まないと眠れないという人は、少しお酒を飲まない生活に慣れたほうが良いでしょう。
わたしも30年間休肝日ゼロから、今の生活が出来るようになったので、まずは休肝日週3日からやってみてください。2週間で慣れると思います。
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まずは、「ビアリ―」を飲んで「減酒」にチャレンジしてみてください!
筆者のように成功を祈っております。
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食事のときは炭酸水もおすすめ
炭酸水を飲むと血管が拡張し血液の流れがよくなり食事の代謝が良くなり炭酸水はダイエット効果があると言われています。
また満腹中枢を刺激するので、食べすぎの抑制にもなります。
食事によく合う炭酸水を活用すると減酒にもつながり一石二鳥。
ノンアルコールビールの定義
国内のノンアルコールビールといえはアルコール度数0.00%が一般的。
酒税法上は、1%未満はノンアルコールに分類されています。
微アルコールというのは、0.00%以上1%未満のノンアルコール商品を言います。
ビアリ―は未成年は飲んでもいいの?
NG(ダメ)です。
アルコールが0.00%は、未成年者にとって、法律上は禁止されていません。また、健康を害することもありません。
但し、飲酒へのきっかけ、誘導に繋がるため、小売店では微アルコール商品は、未成年者への販売が禁止されています。(年齢確認が必要)
また、メーカーの商品サイトでも、年齢確認(20歳以上or以下)があります。
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飲酒運転の罰則もある
道路交通法の対象となります。
1ℓ中のアルコール濃度が0.15mg以上検出されると「酒気帯び運転」それ以上は「酒酔い運転」
検出量が0.15mg以下でも事故を起こしたときは、飲酒運転として罰則、責任を追及されます。
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微アルは、未成年、飲酒運転はNGと認識しましょう。またメーカーは妊婦の方へも勧めていないようです
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ノンアル市場が拡大「ソーバーキュアリアス」増加
ソーバーキュリアスとは、「敢えてお酒を飲まない」という意味です。
l※Sober(しらふ)とCurious(興味深い)の掛け合わせたことば。
ここ数年、健康志向、お酒を飲まないことのメリットを感じている人が確実に増えているようです。
お酒のメーカー各社が、ノンアルコールに力を入れているのもこのようなライフスタイルの変化もあるようです。
ソーバーキュリアス向けの飲料が増えてくると思います。
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「アサヒビアリ―」の課題は「価格」酒税?
実は、アサヒビアリ―には酒税が掛かっているのです。
ノンアルコールビールなのになぜ??と思いますよね。
だから、一般的なノンアルコールビールと比べて高い。
◇アサヒドライゼロ 350ml 100円
◇アサヒビアリ― 350ml 170円
◇スーパードライ 350ml 220円
ビアリ―には製法上、酒税が掛かっているのです。
ビアリ―は、前述したとおり一度アルコール発酵しているので、製法上「酒税」が掛かってしまうのです。
酒税法そのようにそのようになっているのです。
ちなみに、酒税は、1本(350ml)で、なんと「54円」!!
お酒を飲んでもいないのに間接的に酒税を払っているのは「消費者」なんです。
製法が違うだけでノンアルコール飲料に酒税を負担するなんて、おかしいと思いませんか??
厚生労働省は、健康増進法を制定し「アルコール健康障害対策基本法」にて飲酒量を控えることを推進しています。
にも関わらず・・
それに則り、アサヒビールさんが、こんなにおいしいノンアルコールビールを作ってくれて、国民の健康に貢献しているのに。。
飲酒量の適量は、アルコール量20g/日と定めていますが、20gは、ビールでいうと中瓶1本(500ml)
国が、アルコールの飲み過ぎによるアルコール依存症や肝機能障害などの対策で成立した法律
各メーカーはノンアル市場に力をいれています。
アサヒビアリ―は、まさにアルコールの飲みすぎを抑えられるものであり、この基本方針にも合っています。
だとしたら・・
国税庁と厚生労働省の考えが矛盾しいてる。
国税庁は、酒税法の見直しをすべきと思います!!
まとめ:減酒のために微アルコールを活用
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最初のビールを微アルに置き換えても十分満足できる本格的ビールの味わい。
先に微アルを楽しみ、そのあとに好きなお酒を楽しむ。
または、最初にビールを飲んで、2杯目にビアリ―で余韻を楽しむ。
「微アルコール」本格的ビールと同じように楽しめ、さらに健康志向の方にもぴったりだと思います。
わたしも「微アル」によって、純アルコール20gの減酒ができました。
これからも続けていきたいと思います。
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これからは、微アルで休肝日は食事を楽しむのもいいかもしれません
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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★ウコンで物足りない人へ!
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